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バージョンとエディション

原価計算女王には、バージョンとエディションという概念があります。原価計算女王は、できる限りユーザーの要望をお聞きして、改良を重ねておりますが、更新版がリリースされる際に、バージョンが変わる場合とエディションが変わる場合の2通りがあります。大幅な更新があった場合は、バージョンが変わります。例えば、バージョンが2.0から3.0に変わる場合がこのケースです。比較的小さな更新の場合は、バージョンはそのままで、エディションが変わます。例えば、3.0 Edition0 (バージョンが3.0で、エディションが0) から3.0 Edition1(バージョンが3.0で、エディションが1)に変わる場合がこのケースです。

これまでのバージョンとエディションの更新状況

原価計算女王2.0(Edition0)(初版、2019年6月)
2019年6月に原価計算女王2.0がリリースされました。原価計算女王は、2009年頃に発売された商品管理女王の後継ソフトですが、商品管理女王で入力したデータが自動的にインポートされて、そのまま使えるようなっています。また、商品管理女王ではなかった、自家製原材料が登録できるようになっています。

商品管理女王のサポートは既に終了いたしております。まだ商品管理女王をお使いの方は、商品管理女王のデータを原価計算女王に取り込んで使用が可能なうちに、原価計算女王の最新版にバージョンアップされることを推奨いたします。商品管理女王のセキュリティー更新は現在は行われていませんので、ご承知おきください。

原価計算女王3.0(Edition0)(初版、バージョン更新、2020年1月)
このバージョンでは、原材料の入力価格を税込みか税抜きかに設定できるようにして、8%と10%の消費税が混在する状況でも、税込みの原価と税抜きの原価の両方を計算する仕様に変更しました。また、原材料の「歩留まり」が設定できるようにし、さらに、自家製原材料、製品の「仕上り重量比」の設定項目を新たに設けました。原材料の「歩留まり」を例えば90と入力すると、10%は廃棄し、実際に使えるのは全体の90%として、原価などを計算します。100と入力すると、購入した原材料は廃棄する部分がなくすべてそのまま使用できるものとして、原価などを計算します。また、製品の「仕上り重量比」を例えば90と入力すると、出来上がった製品の重量が、配合した原材料、自家製原材料の合計の重量より10%少なくなることを意味します。これは、焼減率を計算に組み入れるために使用できます。最終的な製品の重量は、例えば、製品原価について「16.34円 (税抜き)/1個(重量64g)」「17.65円 (税込み)/1個(重量64g)」などのように、製品ページに表示されます。自家製原材料の仕上り重量比については、それを例えば90と入力すると、仕上がった自家製原材料の重量が、配合されている原材料の合計の重量より10%少なくなることを意味します。自家製原材料はすべて1000グラム当たりの価格や栄養成分量が表示されますので、90と入力した場合と100と入力した場合を比べると、90と入力した場合の方が、価格や栄養成分の計算値は大きくなります。

原価計算女王3.0(Edition1)(エディション更新、2020年3月)
バージョンは3.0のままで、エディションを0から1に更新しました。更新の主な内容は、原材料の登録と修正の際に、熱量や栄養成分のデータが、文科省の食品成分データベースから直接自動入力できるようになったことです。原材料のデータ入力に時間がかかるという多くの声を頂き、それを解決する目的で導入しました。

原価計算女王3.0(Edition2)(エディション更新、2020年10月)
バージョンは3.0のままで、エディションを1から2に更新しました。製品と自家製原材料の表示ページがかなり充実しました。これまでの表示ページに加えて、原価の原材料ごとの内訳を表にして表示するページや、熱量・栄養量の原材料ごとの内訳を表にして表示するページなどが追加されました。また、食品表示基準に基づいた表示ラベルが簡単に作れるように、製品登録フォームに、名称、原材料名、内容量、添加物などの入力欄を設け、表示ラベルと全く同じレイアウトのページを表示できるようにしました。さらに、これまでは、原価計算女王のプログラムフォルダ内のファイルが、プログラム本体のエグゼファイルのほかに、エディションとバージョンの更新の際のためのファイルが一つずつありましたが、Edition2からは、本体のプログラムファイル一つにまとめ、シンプルにしました。

最新のバージョン、エディションを使用する方法

ダウンロード配布は最新版のみ
常に最新のバージョン、エディションをご使用いただくために、ダウンロードページからダウンロードできるのは、最新版のみとなっています。

エディションの更新は自動で行われます
新しいエディションがリリースされた場合は、ソフトを立ち上げるときに、新しいエディションがリリースされた旨のメッセージが出て、自動的に更新が行われます。ただし、この自動更新は、一つのライセンスについて、最初に立ち上げたPCのみで行われ、同じライセンスで複数のPCで使用している場合は、2台目以降のPCでは自動更新は行われませんので、ダウンロードページから最新版をダウンロードして、古いソフトを最新版で上書きしてください。

バージョンの更新について
バージョンの更新も基本的に自動で行われますが、エディションの更新と比べると少しだけ複雑です。エディション更新では、新しいプログラムが古いプログラムを上書きする形になり、更新前と更新後でプログラムフォルダとその中に入っているファイルの名前は変わりませんが、バージョン更新の時は、古いプログラムはそのまま残り、新たに更新プログラムがダウンロードされる形になります(更新プログラムのフォルダとその中のファイルの名前は、バージョンを示す数字の部分が新しくなります)。ですから、例えば「原価計算女王2.0」から「原価計算女王3.0」へのバージョン更新が行われた時は、「原価計算女王2.0」と「原価計算女王3.0」の両方のプログラムがパソコン上に存在することになりますで、古いプログラムフォルダは、中身ごと削除することをお勧めします。両方使うこともできますが、この場合は、原材料や製品などの登録データは別扱いになり、一方のソフトで入力したデータは、もう一方のソフトには反映されませんので、ご注意ください。

原価計算女王3.0(Edition3)(エディション更新、2020年10月)
原価計算女王3.0 Edition3では、製品と自家製原材料の各登録画面、製品修正・削除画面で、「T」ボタンをクリックしたときに表示される原材料、自家製原材料の分類表が、入力ボックスの背面に隠れてしまう不具合を修正しました。ご迷惑おかけして大変申し訳ございませんでした。その他、いくつかの修正を加えております。